TV思い出語り

昔好きだったTV番組の思い出語り。 手元に資料のあるもの・簡単に検索可能なものは調べてから語りますが、 基本的には記憶のままを語るコンセプトです。 なので語る内容の資料価値はゼロ。

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『アイドル番組』

 自分の子どもの頃は空前のアイドルブームでした。歌手=アイドルと言っても過言でないくらい、出る歌手出る歌手、兎に角アイドル。
 そんな中、必ず一年に一曲の演歌ヒットがあり、レコード大賞を取る。そう言った曲は二十数年過ぎた今も生きている訳ですから、時代と言うものがモロに曲に反映されていた時代でした。
 あの頃は今のJ−POPに当たる系統の曲は、フォークから派生した『ニューミュージック』と呼ばれていました。小学生〜中学生はアイドルフィーバー(←これも懐かしい響きだ……)。中二病に入ると洋楽やフォーク。高校生になると普通にニューミュージック。周囲はそんな感じだったと思います。
 それでもシェアは圧倒的にアイドルが占めていましたから、テレビ番組にもアイドルタレントが出ない事が無い。当時のアイドルが昔を語ると「兎に角休む時間は局と局の移動時間だけ。車の中で衣裳を着替える事が当たり前」と。売れていたアイドルというのは限られていましたが、知らず消えて行ったアイドルは何人居たのか分かりません。
 現在バラエティ番組と言えば若手お笑い芸人。芸人というには芸不足と感じる人が多い様ですが、そう言った面々が主流。しかし自分の世代はバラエティ=アイドル番組。アイドルが歌と踊り、コント等を披露しブームを作ってきました。
 自分は趣味全般を兄に育てられた為、特撮・アニメファン。世間様から大きくずれてアイドルに全く興味なし。唯一好きだったのはピンクレディーですが、ピンクレディーも例に漏れず、冠番組を持っていました。
 ところが、アニメファン故にそのピンクレディーの番組が好きになれなかった事が。
 大好きだった『ベルサイユのばら』を途中で押しのけ、始まった番組が『ピンク百発百中』。
 アニメ雑誌の情報によりますと、『ベルばら』もその後すぐ終わった様なのですが、当時民放が二局しか無かった我が県では、それをさらに数ヶ月切っての『百発百中』放映。
 オっ……オスカルの女装が観たかったのに……!
 この思いが邪魔をし、大好きなピンクレディーの番組が好きになれなかったワタシ;; 基本的には歌と踊りだったんですが、なんか、外国人の女の子が出ていた気がします。あの当時エマニエル坊やとか、子ども外人タレントも人気があったんですよね。その女の子も例に漏れず歌を出してましたが、あんまり売れてなかった……かな? なんか「醤油ご飯が好き」という、どうでも良い情報だけ、鮮明に覚えてます。
 アイドルがドラマで主演し、大根役者っぷりを披露するのも良くある事だったのですが、ドラマと言う括りも、バラエティと言う括りも微妙な番組が幾つかありました。
 自分が覚えているのは大場久美子嬢と榊原郁恵嬢、二人が主演するファンタジー冒険ものドラマ。大場嬢は『コメットさん』や『刑事犬カール』、榊原嬢は『ナッキーはつむじ風』等で演技もイケると思ってます。
 これがドラマと言ってもロケは一切無し。セットの中のみ撮影。一応特撮効果は使われているものの、ちゃちいのでぱっと観では長編コントみたいな感じ。
 でも一応中身はコメディとシリアス。初回〜前半観ていなかった為(放映している事に気付いてなかった)、設定に関する記憶があやふやなのですが、観ていて面白かったのは確かです。
 以下、役名は全く覚えてませんが。
 大場嬢と榊原嬢は多分姉妹(?)他にも兄弟が居て数人での冒険ものだったはず。ある時榊原嬢が子犬を拾います。その子犬が謎の集団に狙われており、なおかつ、榊原嬢を巻き込んで色々な時代や世界を跳ぶ様になった。犬が何かを捜していたはずなんですよね。オチから言えば、それは二人の家にあったみたいなんですが。
 消えた榊原嬢を捜すべく、大場嬢とその兄弟は何故か物置に有った不思議な球を使い、同じく異世界へ旅立つ……
 なんと言うか、観た時『ポールのミラクル大作戦』(アニメ)みたいだ、と言う感想でした。大場嬢が謎の球を片手に両腕を交差させ、呪文を唱えると異世界トリップ。なんで一般家庭にそんなものがあったのか、とか、細かい設定は記憶の彼方です。
 ちゃちいながらも楽しく観れていたので、当時は違和感は感じなかったです。今考えるとあれはバラエティドラマとでも言えば良いのか。今、同じ系統を捜そうとしても例が出せません;
 同じ系統としてあったのが『ピンキーパンチ大逆転』。こっちは柏原芳恵嬢と松本伊代嬢だった……はず。こっちはセーラームーンの先駆を行く美少女ヒロインアクションもの。やっぱり外ロケ無し。スチロールのセットの中で細々やるバラエティドラマでした。
 しかし正統派(?)アイドルバラエティで。二人の衣裳はミニスカでキラキラタイツ。今なら生脚、へそ出しくらいかもしれませんが、当時としてはギリギリの範囲だったでしょう。それでもセックスアピールは十二分だった様に思われます。
 それを証明するのが当時の雑誌記事。当時自分は小学館発行の某雑誌を定期購読していたのですが、そこにはアイドル情報が必ず載ってました。
 その当時の記事によると「衣裳を譲って欲しいと言う人がいた」。「衣裳を洗濯させてい欲しいと言う人が居た」(!)等。当時は人気の凄さを臭わせる笑い話だったのでしょうけど、今考えると、かなりヤバい話です;
 話は子ども向けだし、低予算丸見え(衣裳は高かったかもな……)でしたが。その他の記事によれば主演の二人は非常に楽しんで演じており、アクションシーンの度に青あざ作ってたそうです。確かに……スタントなんか使わないドラマだったので、ぎこちないながらも立派にアクションこなしてました。きっと全国の二人のファンは、蹴りの度に見える悩ましい大腿に興奮していたのでしょう。
 今はアイドル主演映画も無く、アイドル主体のテレビ番組もありませんが。アイドルと呼ばれる層は続いています。
 ただ、自分の世代からの系統ではない。
 自分の世代は芸能人と言えば手の出せない遠い世界の憧れの人。勿論「おっかけ」はこの頃から居ましたが、アイドルとは『選ばれた人』というイメージが強かった。
 モー娘。系統は「もしかしたら自分もなれる」と言う夢を与えてくれます。アイドルは身近な存在になってます。
 時代が変われば在り方が変わる。あの頃のアイドルは『伝説』になってると感じます。
 
 ※何分古い作品の為、他の作品と記憶が混じってる可能性も大きいです。文章中、明らかに間違ってると思われる箇所がありましたら、御指摘下さると幸いです。

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