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『未来警察ウラシマン』
新番組告知の際、観るべきかどうかもの凄く迷った作品の一つ。
『未来警察ウラシマン』。
私の葛藤はこのタイトルからお察し下さい。何か、テンションが一気に下がるタイトル告知でした。
これは何の後番組でしたか……当時、観れるアニメは好き嫌いに関わらず全て観ていた私。嫌いという作品はあまりなかったのですが、惰性で観ていたものもありました。ので、数は異様に多いものの、記憶に薄い作品も多い。確かに観ていたのに全く覚えていないものも少なく無い。記憶の時間系列も可笑しい為、この作品がいつ頃だったのかも覚えてないです。中学生くらいだったかな?
『ウラシマン』は正直、タイトルで引きました。なんだろう、この小学生ですら引いてしまいそうなベタベタなタイトルは……つか、小学生でも思いつきそうに無い。おとぎ話の主役がタイトルと言う時点で、醸し出す雰囲気が激しくダサい(←当時普通に使われていた言葉)です。
大体どんな話なのか。主人公が浦島太郎? いやいや。『未来警察』と言うからには一応SFのはず。更に『〜マン』が付いてるって事はヒーローもの?
そんな謎を引きずりつつ放映スタート。冒頭、いきなり警察から逃げる主人公。期待を裏切るテンポの良さに「お?」と心のアンテナが立ちました。
どんどん追いつめられ、逃げ切れなくなった主人公。警察との激しいカーチェイスの末、車はガードレールを突き破り……
タイムスリップネタでした。彼は未来のネオ・トキオに漂着。しかも一切の記憶を失っており、自分が何故こんな事になったのかすら覚えていない。
……ここですでに記憶が曖昧なのですか、この身元不明のどう見ても怪しい主人公、何故か警察組織に入ってしまう。仮の名前を「ウラシマ・リュウ」とされ、犯罪組織ネクライムに立ち向かう。
タイトルがコレですので敵方の安易なネーミングはスルーですが、それにしてもどんな経緯で身元不明の人間が警察組織に入れたんだか。『ウルトラセブン』もそうでしたね。自己紹介がいきなり「風来坊」。なんでこんな人が地球を守る重要な組織に入れたんだ。未来世界、案外緩い。
話の中で「タイムスリップしたリュウ(主人公)はその時のエネルギーで超能力を持っているはず」とされていました。タイムスリップのエネルギーの由来が何かも分からないのに、なに故、超能力に繋がるのか分かりません。が、話が進むごとに、それっぽい現象を起こします。しかし派手な超能力ものではありませんでした。
で、敵方もそれに目をつけた。ネクライムの総統ヒューラーはリュウを捕らえる様に部下に命じる。話の基本はネクライムの悪さとリュウの活躍。そこに少しずつリュウとヒューラーの謎が解明されていくと言う形でした。タイトルは目をつむり、結構面白く観てました。
これ、当時としてはまだ珍しかった同時メディアミクスだったのです。『未来警察ウラシマン』はほぼ同時に漫画も連載開始。たしかチャンピオン系だったはず。週間だったか月刊だったか。ただ、これも例に漏れず微妙な作品でした。オリジナル要素が微妙なスパイスで混入されてました。
基本コンセプトは同じなのですが、問題は主人公リュウの設定。本編アニメはお子さまゴールデンタイム(当時土曜日の夕方6時半)だったので、リュウはやや軽い、しかし人情味溢れる性格でした。
が、漫画版はそれにプラスお色気要素も加わり、女性キャラは巨乳系。ネタも下ネタが入り、リュウはばんばん超能力使ってるし、世界というより雰囲気が違う。
更に漫画は独自のストーリー展開でして、必ずお色気要素が加わります。特に「これはどうなんだ」と思ったのはリュウが誘拐犯を追う話。
モデルやボディビルダーの女性が次々誘拐される事件が起こり、リュウたちはネクライムの仕業と断定。リュウが女装して囮になり、敵のアジトへ潜入する事に。
女装してみたリュウはかなりの美女だった。……いや、もの凄くムリがあると思うんですが。漫画だしなあ……とそこは目をつむって読み進める。話はお約束展開でした。
犯人はネクライムの幹部ルードヴィッヒ(アニメでもおなじみのキャラ)。なんと、彼は女性達の美しい部分だけを繋ぎあわせ、一人の完璧な美女を作ろうとしていた! リュウはその『顔』に選ばれた! ユニセックスな顔がそそる、と褒められるリュウ。
えーーーーーーーー;
ここでかなりめげたのですが頑張って読了。いざ手術、の段階で男、しかもリュウと知ってショックを受けるルードヴィッヒ。超能力で事件解決。めでたしめでたし。下ネタギャグなので色々とアニメを観ているお子さまは読んじゃいけないシーンがありましたが、最後はやはり、色男キャラを女装リュウがからかうというベタな話で終了。これにショックを受けたのか、何故かそこから漫画もアニメもほとんど覚えていません。まあ、無難な一話完結だったと思います。
終盤、実は過去での繋がりがあると判明したリュウとヒューラー。アニメ版では同時にタイムスリップしたものの、ヒューラーは先に未来へ着いてしまい、後から到着するリュウの超能力を使い、若返りと過去への帰還を同時に果たそうとしていた。それを知り、なおかつ記憶を取り戻したリュウは過去への帰還を拒否。ヒューラーは死に、ネクライムは崩壊。リュウは未来に残り、生き残っていたルードヴィッヒ達と新たな戦いが始まる……と言う感じで終わりました。
漫画版は元々そう言う予定だったのか、実はリュウとヒューラーは同一人物。過去に残ったリュウは、本来ヒューラーになるはずだったという話でした。つまりパラレルワールドネタ。
そうはさせない、と超能力で本来の自分に戻るリュウ。本来の自分は未来ではおじいさん(ヒューラーの外見がソレ)。つまり、リュウは玉手箱を開けておじいさんになった浦島太郎の様な状態になった、というオチでした。オチからすると、こっちの方が『ウラシマン』ですね。アニメ版は「過去に戻る」というコンセプトはあったものの、浦島太郎的な要素はあまりなかったので。
ヒーローという程「ヒーロー然」としてなかったせいか、OP、ED曲には当時のお約束的「主人公の名前や技」は無し。結構格好良い曲でした。今でも好き。しかし『ドリームシティ・ネオトキオ』(ED曲)は未来の世界観を出していましたが、『ミッドナイト・サブマリン』(OP曲)は内容にもテーマにも全くハマってません。その内、「テーマと全く関係のない曲」でも語ってみましょう。SF的な話は面白かったのに、タイトルで損をした感のある作品でした。
※何分古い作品の為、他の作品と記憶が混じってる可能性も大きいです。文章中、明らかに間違ってると思われる箇所がありましたら、御指摘下さると幸いです。
『未来警察ウラシマン』。
私の葛藤はこのタイトルからお察し下さい。何か、テンションが一気に下がるタイトル告知でした。
これは何の後番組でしたか……当時、観れるアニメは好き嫌いに関わらず全て観ていた私。嫌いという作品はあまりなかったのですが、惰性で観ていたものもありました。ので、数は異様に多いものの、記憶に薄い作品も多い。確かに観ていたのに全く覚えていないものも少なく無い。記憶の時間系列も可笑しい為、この作品がいつ頃だったのかも覚えてないです。中学生くらいだったかな?
『ウラシマン』は正直、タイトルで引きました。なんだろう、この小学生ですら引いてしまいそうなベタベタなタイトルは……つか、小学生でも思いつきそうに無い。おとぎ話の主役がタイトルと言う時点で、醸し出す雰囲気が激しくダサい(←当時普通に使われていた言葉)です。
大体どんな話なのか。主人公が浦島太郎? いやいや。『未来警察』と言うからには一応SFのはず。更に『〜マン』が付いてるって事はヒーローもの?
そんな謎を引きずりつつ放映スタート。冒頭、いきなり警察から逃げる主人公。期待を裏切るテンポの良さに「お?」と心のアンテナが立ちました。
どんどん追いつめられ、逃げ切れなくなった主人公。警察との激しいカーチェイスの末、車はガードレールを突き破り……
タイムスリップネタでした。彼は未来のネオ・トキオに漂着。しかも一切の記憶を失っており、自分が何故こんな事になったのかすら覚えていない。
……ここですでに記憶が曖昧なのですか、この身元不明のどう見ても怪しい主人公、何故か警察組織に入ってしまう。仮の名前を「ウラシマ・リュウ」とされ、犯罪組織ネクライムに立ち向かう。
タイトルがコレですので敵方の安易なネーミングはスルーですが、それにしてもどんな経緯で身元不明の人間が警察組織に入れたんだか。『ウルトラセブン』もそうでしたね。自己紹介がいきなり「風来坊」。なんでこんな人が地球を守る重要な組織に入れたんだ。未来世界、案外緩い。
話の中で「タイムスリップしたリュウ(主人公)はその時のエネルギーで超能力を持っているはず」とされていました。タイムスリップのエネルギーの由来が何かも分からないのに、なに故、超能力に繋がるのか分かりません。が、話が進むごとに、それっぽい現象を起こします。しかし派手な超能力ものではありませんでした。
で、敵方もそれに目をつけた。ネクライムの総統ヒューラーはリュウを捕らえる様に部下に命じる。話の基本はネクライムの悪さとリュウの活躍。そこに少しずつリュウとヒューラーの謎が解明されていくと言う形でした。タイトルは目をつむり、結構面白く観てました。
これ、当時としてはまだ珍しかった同時メディアミクスだったのです。『未来警察ウラシマン』はほぼ同時に漫画も連載開始。たしかチャンピオン系だったはず。週間だったか月刊だったか。ただ、これも例に漏れず微妙な作品でした。オリジナル要素が微妙なスパイスで混入されてました。
基本コンセプトは同じなのですが、問題は主人公リュウの設定。本編アニメはお子さまゴールデンタイム(当時土曜日の夕方6時半)だったので、リュウはやや軽い、しかし人情味溢れる性格でした。
が、漫画版はそれにプラスお色気要素も加わり、女性キャラは巨乳系。ネタも下ネタが入り、リュウはばんばん超能力使ってるし、世界というより雰囲気が違う。
更に漫画は独自のストーリー展開でして、必ずお色気要素が加わります。特に「これはどうなんだ」と思ったのはリュウが誘拐犯を追う話。
モデルやボディビルダーの女性が次々誘拐される事件が起こり、リュウたちはネクライムの仕業と断定。リュウが女装して囮になり、敵のアジトへ潜入する事に。
女装してみたリュウはかなりの美女だった。……いや、もの凄くムリがあると思うんですが。漫画だしなあ……とそこは目をつむって読み進める。話はお約束展開でした。
犯人はネクライムの幹部ルードヴィッヒ(アニメでもおなじみのキャラ)。なんと、彼は女性達の美しい部分だけを繋ぎあわせ、一人の完璧な美女を作ろうとしていた! リュウはその『顔』に選ばれた! ユニセックスな顔がそそる、と褒められるリュウ。
えーーーーーーーー;
ここでかなりめげたのですが頑張って読了。いざ手術、の段階で男、しかもリュウと知ってショックを受けるルードヴィッヒ。超能力で事件解決。めでたしめでたし。下ネタギャグなので色々とアニメを観ているお子さまは読んじゃいけないシーンがありましたが、最後はやはり、色男キャラを女装リュウがからかうというベタな話で終了。これにショックを受けたのか、何故かそこから漫画もアニメもほとんど覚えていません。まあ、無難な一話完結だったと思います。
終盤、実は過去での繋がりがあると判明したリュウとヒューラー。アニメ版では同時にタイムスリップしたものの、ヒューラーは先に未来へ着いてしまい、後から到着するリュウの超能力を使い、若返りと過去への帰還を同時に果たそうとしていた。それを知り、なおかつ記憶を取り戻したリュウは過去への帰還を拒否。ヒューラーは死に、ネクライムは崩壊。リュウは未来に残り、生き残っていたルードヴィッヒ達と新たな戦いが始まる……と言う感じで終わりました。
漫画版は元々そう言う予定だったのか、実はリュウとヒューラーは同一人物。過去に残ったリュウは、本来ヒューラーになるはずだったという話でした。つまりパラレルワールドネタ。
そうはさせない、と超能力で本来の自分に戻るリュウ。本来の自分は未来ではおじいさん(ヒューラーの外見がソレ)。つまり、リュウは玉手箱を開けておじいさんになった浦島太郎の様な状態になった、というオチでした。オチからすると、こっちの方が『ウラシマン』ですね。アニメ版は「過去に戻る」というコンセプトはあったものの、浦島太郎的な要素はあまりなかったので。
ヒーローという程「ヒーロー然」としてなかったせいか、OP、ED曲には当時のお約束的「主人公の名前や技」は無し。結構格好良い曲でした。今でも好き。しかし『ドリームシティ・ネオトキオ』(ED曲)は未来の世界観を出していましたが、『ミッドナイト・サブマリン』(OP曲)は内容にもテーマにも全くハマってません。その内、「テーマと全く関係のない曲」でも語ってみましょう。SF的な話は面白かったのに、タイトルで損をした感のある作品でした。
※何分古い作品の為、他の作品と記憶が混じってる可能性も大きいです。文章中、明らかに間違ってると思われる箇所がありましたら、御指摘下さると幸いです。
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